簿記検定に合格してから、簿記の勉強をしよう!
常識的には、簿記検定に合格するために、簿記の勉強をして、内容がマスターできたら検定試験を受ける、というのがセオリーでしょう。
しかし、「大谷場メソッド」は逆です。
簿記検定は、あくまで簿記の学習の手段と考えます。
つまり、簿記の学習を続けるためのモチベーションとして、簿記検定を利用します。
簿記検定は、100点満点取らなくても合格できます。
70点で合格できます。
だから、「大谷場メソッド」は100点満点を目指しません。
簿記のだいたいのことが理解できる80点を目指します。
「残り20点分は?」
簿記3級に合格してから、勉強しましょう。
合格すれば、自信になってやる気も湧いて、モチベーションが高まり、「次は2級を目指すか!」という気にもなります。
ですから、検定合格は目標(ゴール)ではなく、むしろ簿記の実力アップ、次なる目標へのスタートと位置づけたいのです。
「簿記のエッセンスだけわかれば、検定なんていらないんですけど」
確かに、日商簿記3級は履歴書に書いて誇れるほどの資格・特技ではないかもしれません。
てっとりばやく簿記のエッセンスだけなら、「簿記とは」超入門編を一通りご覧になれば、それで目的達成かもしれません。
しかし、手っ取り早く分かった気になった簿記のことは、「目的達成」されてその後関心から離れたら、またカンタンに忘れて元通りです。
簿記検定に合格することで、せっかくの簿記の知識や考え方をしっかりと定着させ、簿記会計に対するニガテ意識をなくし、むしろ「複式簿記ならだいたい分かるぜ」ってドヤ顔できるくらいになって、さらには2級、その上・・・とレベルアップしていきたいのです。