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残高試算表(前編)

前回、試算表について概要を学習しました。

会計期間中の各勘定口座の借方・貸方各合計や残高を集計し、チェックするための表でした。

今回は、その中で、各勘定の残高を集めた「残高試算表」について、具体的に過去の本試験問題の類題を使って学習します。
残高、つまり、各勘定の借方合計と貸方合計の差額(貸借差額)について集計します。
借方合計>貸方合計であれば、借方残高なので貸借差額を借方の方に
借方合計<貸方合計であれば、貸方残高なので貸借差額を貸方の方に
それぞれ計上します。

解ける!簿記 3級 本試験レベル問題(残高試算表)

【問題】
(A)(B)の資料に基づき、平成25年6月30日の残高試算表を作成しなさい。
(A)平成25年5月31日の残高試算表(単位:円)

(B)平成25年6月中の取引
1.商品仕入高
(1)掛けによる仕入高 ¥20,000
(2)小切手振出しによる仕入高 ¥50,000
(3)約束手形振出しによる仕入高 ¥30,000
2.商品売上高
(1)掛けによる売上高 ¥50,000
(2)当店を受取人とする手形の受取りによる売上高 ¥30,000

【THINKING SPACE】

 

 

 

 

 

【合格直結の考え方】
各科目ごとに金額を考えてみてください。

例えば、当座預金勘定に関係するのは、小切手を振り出している1.(2)ですね。
¥200,000の残高から¥50,000振り出して減少したので・・・?

本番の試験では、ケアレスミスを極力防ぐため、電卓で計算し、計算用紙にきちんと仕訳を書き、仕訳した科目に数字を書き入れて、6月末の残高試算表を作り、きちんと借方・貸方の合計が一致するか、これまた電卓で足して確認する、という丁寧な作業が必要です。

本番前に暗算で変なクセつけるのが嫌な方は、パソコン用サイトでゆっくり紙と鉛筆と電卓を使って結構です。

【解答】

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