第2問・第4問対策
日商簿記検定3級本試験の第2問と第4問は、勘定記入や伝票、補助簿といった実際の帳簿に関する出題が中心です。
ニガテとする受験者も多い「差がつく」分野です。
配点は、第2問・第4問とも各8点~12点です。
解く順番としては後回しにしてもいいのですが、全部捨てるのはあまりにリスキーです。捨てたい気持ちにかられる配点ですが、「1点に泣く」合否を分ける論点でもあります。とはいえ、解き始めると、配点のわりに時間を取られ、気が付くと20分、30分平気で取られる割に、正答できないという、ドツボにハマると致命傷にもなりかねない、手ごわい問題です。
しかし、出題で狙われるポイントを押さえて、問題のパターンに慣れてしまえば、ニガテ科目から得意科目、そして得点源に変えることができます。
「スキマ簿記」サイトでの第2・4問対策コンテンツ
勘定記入
仕訳ばかりやっていると、勘定記入がおろそかになりがちです。仕訳と勘定の関係・つながりを正確に理解するという基本をおさえた上で、難易度の高い繰り延べ・見越しが絡む勘定記入まで学習します。
▶繰延
▶見越
補助簿
日商簿記検定3級で学習すべき補助簿は全部で11種類あります。このうち、対になっているもの(売掛金元帳と買掛金元帳、売上帳と仕入帳、受取手形記入帳と支払手形記入帳)をセットで効率的に理解しましょう。まずは各補助簿を読み取って仕訳に変換できるようにする必要があります。そのうえで、特に補助元帳(売掛金元帳・買掛金元帳・商品有高帳・固定資産台帳)については、記帳もできるようにしておきましょう。
伝票
伝票は、3伝票の役割を理解したうえで、現金と現金以外の複合取引(特に、取引を一旦全額掛けとする取引)のクセをマスターすれば、難しいことはありません。また、伝票の集計は、第3問の試算表と同様の解法アプローチになります。