Q.複式簿記の仕組みがカンタンに分かればそれでいいです。
簿記検定3級とか別にとらなくていいんですけど。
A.こういうニーズは多いと思います。
もちろん、本サイトでも複式簿記「超」入門編をご覧いただければ、借方・貸方、仕訳、B/S、P/Lといった複式簿記のもっとも基本的なところはご理解いただけると思います。
しかし、こういう簿記のエッセンスだけなら、何年か前の会計本ブームのときに、何万部と書店に並んで多くの人が読まれたはずです。
今でも、簿記の知識がなくてもわかる、財務諸表や決算書の読み方などの会計本が数多くあります。
こういうビジネス本を読まれた方のうちの、何%の人が、そこに書かれていた内容を今でも覚えていらっしゃるのでしょうか?
せっかく関心を持たれて手に取って読まれて、そのときは「フムフム」と理解したつもりで、しかし時間が経って今ではどれだけのことが定着しているでしょうか?
せっかく簿記・会計に関心を持たれたのであれば、さわりだけでなく、イッキに検定試験まで受けていただきたいのです。
何の目標もなくただ「フムフム」と読んでいるより、試験という目標をもって学習した方が何倍も理解や知識が定着するはずです。
そして、たとえ3級でも検定試験に合格すれば、次のステップへ向けた目標ができたり、そこまでいかなくとも実際のビジネスの場面などで、会計用語が出てきたところで、「これは3級の勉強でやったアレかな?」と知識の定着、さらなる強化にもなります。
何より、「数字のことはワカラン」「顧問税理士に任せてある」などといった、食わず嫌いや簿記会計アレルギーから解放されます。
ですから、ぜひとも検定試験を目指した読み方、学習をおすすめしたいところです。