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消耗品費↔消耗品の決算処理

期末の決算整理事項として、収益や費用の繰延見越がありました(既習)。
このうち、繰延については、当期にまとめて発生した収益や費用のうち、次期分に相当する分を次期にまわす(繰り延べる)ものでした。
これと似た考え方をするものとして、消耗品の処理があります。

文具類などの消耗品には、
(1)購入時に資産(消耗品)として計上し、決算時に使用分を費用(消耗品費)に振り替える方法
(2)購入時に費用(消耗品費)に計上し、決算時に未使用分を資産(消耗品)に振り替える方法
の2種類があります。

このうち、(2)の方法を採用する場合には若干の注意が必要であり、また出題されることが多いので、例をあげて解説します。

【例1】
消耗品¥5,000を購入し、代金は現金で支払った(全額消耗品費で計上)。

【仕訳】
(借)消耗品費 5,000
/(貸)現  金 5,000
・・・購入してすぐに全部消費したわけではないが、一旦消費したものと処理する

【例2】
当期末の消耗品の未使用高は¥2,000であった。

【仕訳】
(借)消 耗 品 2,000
/(貸)消耗品費 2,000
・・・未使用の¥2,000分だけ費用計上を取り消し、資産計上に振り替える

【例3】
期首につき、必要な処理を行う。

【仕訳】
(借)消耗品費 2,000
/(貸)消 耗 品 2,000

・・・例2の反対仕訳である。
別に期首に消費したわけではないが、期中は費用(消耗品費)扱いなので戻した

どうせ【例3】で戻すんだったら、【例2】も不要なのでは?と思いますが、決算時のB/Sにきちんと資産として計上しなければならないのです(簿外資産は原則NGです)。

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本試験でも、第5問の精算表でこの論点を問われることが多く、また、第2・4問で勘定記入の出題として問われたこともあります。

解ける!簿記 3級 本試験レベル問題(決算整理~消耗品費)

【問題】
次の決算整理事項に基づき、精算表を完成させよ(会計期間は1月1日~12月31日)。
[決算整理事項]
1.消耗品の未使用高は¥500である。
2.支払保険料は、当期の8月1日に保険に加入し、向こう12か月分の保険料を一括払いしたものである。
3.借入金は、当期の4月1日に借入期間1年、利率年2%の条件で借り入れたものであり、利息は返済期日に元金とともに一括払いすることになっている。
[精算表]

【THINKING SPACE】

 

 

 

 

 

【解答】

【仕訳】
・消耗品
(借)消 耗 品 500
/(貸)消耗品費 500
・・・未使用分について費用を取り消して資産に計上

・保険料
(借)前払保険料 3,500
/(貸)支払保険料 3,500
・・・次期分(1~7月=7か月分)を当期の費用から取り消して資産(前払保険料という債権)に計上

・借入金に係る利息
(借)支払利息 9,000
/(貸)未払利息 9,000
・・・当期分(4~12月=9か月分)を見越で費用(支払利息)として計上

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