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売却損益・評価損益と付随費用だけ!有価証券

最近の出題例(第1問仕訳問題として):第124回、第126回、第131回、第133回
このほか、第5問(決算整理)ではほとんど必ず出題。

有価証券と有価証券売却損益


簿記3級で出題される有価証券は、難しくありません。
1.売却損益(買ったときと売ったときの値差による損益)
2.付随費用(購入手数料など)を有価証券の簿価に含める
3.受取配当金と有価証券利息:株式の配当と債券の利息

この3点だけ押さえればOKです。

ところで、有価証券て何でしょう?

「価格の有る証券」てことで、株式や債券(国債や社債)のことです。

仕入代金などにすぐに使われる予定のない資金について、銀行預金で得られるわずかな利息よりも、それで株に投資でもしていた方が儲かるだろう、というもくろみです。
もちろん、期待に反して値下がりすれば、ソンしますけど。

というわけで、出題されるのは、「¥○○で購入したA社株式を¥△△で売却しました」という問題が多いのです。

解ける!簿記 3級 本試験レベル問題
清宮商事株式会社の株式100株(取得価格@\500)を全株@\800で売却し、売却代金は当座預金口座に振り込まれた。

いきなり、本試験レベル問題かよ!

でも、なんとなくわかりますよね。

前に1株500円で買った株式100株を売ったので、貸方で出ていきました。
金額は、買ったときの金額が勘定に残っているので、
購入価額@500円×100株=50,000円(貸方)

その対価として、
@800円×100株分=80,000円
が当座預金に入ってきました(借方)

<仕訳>
(借)当座預金 80,000 (貸)有価証券 50,000

<借方=貸方>になっていません。

売却益が、差額の30,000円です。

よって、
<仕訳>
(借)当座預金 80,000 (貸)有 価 証 券 50,000
                有価証券売却益 30,000

付随費用

次に付随費用です。

株や債券を買うとき、証券会社に手数料を支払いますが、これは費用(支払手数料)ではなく、購入した有価証券本体の原価に含めます
oyb
これは、
・商品仕入時の付随費用を仕入原価に含める
・固定資産購入時の付随費用を固定資産取得原価に含める
と同じ考え方ですね。
結構出題されます。

解ける!簿記 3級 本試験レベル問題
他社が発行する株式1,000株を1株当たり\80で買い入れ、代金は証券会社に対する売買手数料\1,500とともに小切手を振り出して支払った。

<THINKING SPACE>










<解答>
(借)有価証券 81,500 (貸)当座預金 81,500

付随費用

最後は配当と利息についてです。
保有する株式に関して配当を受ければ「受取配当金」勘定、保有する債券に関して利息を受ければ「有価証券利息」勘定を使います。

■例■
(1)保有するA社株式について¥2,000の配当金領収証が届いた。
(2)保有するB社社債の利札¥1,000の利払日が到来した。

大勢の株主や債主に配当金や利息を支払う手段として、「配当金領収証」や「利札」があります。
配当金領収証は郵送され手許に届いたら、債券の利札は利払日が到来したら、いずれも金融機関に持ち込んで換金することによって支払われる仕組みです。

【仕訳】
(1)
(借)現  金 2,000 (貸)受取配当金 2,000
(2)
(借)現  金 1,000 (貸)有価証券利息 1,000

ところで、なんで借方が現金なのかって思いました?
それは次講「現金の範囲」で詳しくご説明します。

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