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「スキマ時間で簿記3級!」トップページ > 簿記検定合格直結講座 > 補助簿(1)売掛金元帳・買掛金元帳

補助簿(1)補助元帳と補助記入帳

主要簿と補助簿

くどいですが、複式簿記の流れは、

1.取引
 ↓
2.仕訳
 ↓
3.勘定記入
 ↓
4.財務諸表作成

でした。

このとき、用いる帳簿は、2.が「仕訳帳」、3.が「総勘定元帳」、4.が「貸借対照表」や「損益計算書」などでした。

確かに、財務諸表を作るという目標のためには、仕訳帳と総勘定元帳があればよいのですが、それだけだと、実際の商売の場面では、例えばどの得意先からの売掛金がまだで、どの仕入先の買掛金がいくら残っている、といった個別の相手先ごとの明細がさっぱりわかりません(なにせ、仕訳帳も総勘定元帳も、日付、科目と金額だけですから)。

これでは、実際の商売で困りますから、仕訳帳や総勘定元帳とは別に、相手先などの明細を管理するため別帳簿をつけます。これを「補助簿」といいます。

これに対し、仕訳帳や総勘定元帳は「主要簿」といいます。

今の例のように、取引相手ごとの売掛金/買掛金の管理のための帳簿は、
売掛金元帳(得意先元帳)
買掛金元帳(仕入先元帳)
といいます。

売掛金元帳と買掛金元帳


例えば、次のような取引があった場合、

5 / 6 ○○商店に商品 \ 50,000を売上げ、代金は掛けとした。
5/20 △△商店に商品\100,000を売上げ、代金は掛けとした。
5/22 □□商店に商品\200,000を売上げ、代金は掛けとした。
5/31 ×× 商店に商品\300,000を売上げ、代金は掛けとした。

仕訳は、

5/ 6
(借)売掛金 50,000 (貸)売 上 50,000
5/20
(借)売掛金 100,000 (貸)売 上 100,000
5/22
(借)売掛金 200,000 (貸)売 上 200,000
5/31
(借)売掛金 300,000 (貸)売 上 300,000

勘定記入(売掛金勘定)は、
売  掛  金
5 / 6 売上   50,000
5/20 売上 100,000
5/22 売上 200,000
5/31 売上 300,000

となりますが、これでは各商店ごとの売掛金の状況(どの相手先の掛がいつ、いくら回収されたか)がわかりません。

そこで、実際には各商店ごとの勘定を設けます。

例えば、○○商店との今月(5月)の取引が、設例の5/6の売上げのほかに、

5 / 1 前月からの売掛金の繰越が\30,000あった
5/15 前月の売掛金\30,000が当座預金に振り込まれた

とすると、

売掛金元帳イメージ

といった具合になります。

基本的には、総勘定元帳の「売掛金」について、各得意先ごとの勘定口座に分けたもの、ということです。
各日付ごとに残高があり、その残高が借方残なのか貸方残なのかが(借/貸)欄です。

こういった得意先ごとの口座が、△△商店や□□商店、××商店についても設けられるのが、売掛金元帳であり、得意先ごとの元帳なので「得意先元帳」ともいいます。

そして、反対に買掛金についての仕入先ごとの明細が、「買掛金元帳」(仕入先元帳)です。

売掛金元帳との違いは何だと思いますか?

残高の(借/貸)欄が、原則「貸」になることです。だって、買掛金は基本的に<貸方残>(=残高は貸方にくる)ですもんね。

解ける!簿記 3級 本試験レベル問題
次の売掛金元帳の記入に基づいて、仕訳を示しなさい。
(小切手は受け取り後すぐ当座預金に入金した)
売掛金元帳 過去問

<THINKING SPACE>











<解答>
5/ 6
(借)受取手形 20,000 (貸)売 掛 金 20,000
5/20
(借)当座預金 50,000 (貸)売 掛 金 50,000
5/22
(借)売 掛 金 100,000 (貸)売 上 100,000

<解説>
売掛金元帳は当然ながら、売掛金が主役です。

5/6は貸方に\20,000あるので、まず、
(借)??? \\,\\\ (貸)売掛金 20,000
がわかります。
次に借方ですが、摘要に書いてあることの意味は
##で売掛金を回収した」
ということです。
つまり、売掛金の回収を、現金ではなく、約束手形で受け取ったということです。

5/20も同様で、貸方に\50,000なので、
(借)??? \\,\\\ (貸)売掛金 50,000
借方については、摘要から「小切手##で受け取った」と読み取ります。

5/22は逆に借方に\100,000とあります。適用に「売り上げ」とありますから、
(借)売掛金 100,000 (貸)売上 100,000
とすぐにわかりますね。


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